九州協議会 防疫研修会を実施
暖かな陽気に恵まれた2025年3月14日、九州協議会にて「ランピースキン病の対策と対応~現場での吸血昆虫対策について~」をテーマにした防疫研修会を開催しました。講師としてお招きしたのは、大分県酪農業協同組合 代表理事組合長 本川和幸様です。本川様は、九州一の規模を誇る酪農経営者であり、獣医師免許を所持する、酪農家であり獣医師でもあります。当日は事務局を含めて20名(+WEB)が参加し、充実した研修会となりました。
研修会では、本川様よりランピースキン病の特徴についてわかりやすくアニメーションを用いてご説明いただきました。ワクチン接種に関しては、生ワクチンと不活化ワクチンの違いやそれぞれの特徴を詳しく解説され、ワクチンの目的や理想的な使用法への理解を深めることができました。
さらに、サシバエ対策として実施されたペルネット試験を通じて、効果的な設置方法について具体的な指導をいただきました。サシバエは成虫になる前に駆除することが最も重要であるとのお話は特に印象的で、多くの参加者がその重要性を再認識する機会となりました。
講演会の最後には参加者からの質問が絶えず、本川組合長の深い知識に対し、高い関心が寄せられ、大いに盛り上がる研修となりました。
最後に、この貴重な講演をしてくださった本川様に改めて深く感謝を申し上げるとともに、この研修会が、今後の防疫活動への大きな一助となることを期待しております。
(事務局 記)