宮崎県連盟 サイレージ共励会を実施
2025年1月30日に宮崎県連でサイレージ共励会を実施しました。
評価基準は、pH、総消化可能栄養素(TDN)、硝酸態窒素、Vスコア、色、触感、臭い、切断の部分を含め、多岐にわたります。
栄養価の評価は70点満点で、pHはサイレージの酸性度をチェックし乳酸発酵の進捗具合を見ます。
TDNはエネルギー量を、硝酸態窒素は安全性を、Vスコアは発酵の質を総合評価します。
官能評価は30点満点で、見た目や触感、香り、切り口の状態をチェックします。
今年度の共励会では、松原さんのサイレージが最高得点の85.4点を獲得しました。
このサイレージは、しっかりと乳酸発酵され、pHが低く、TDNが高く、栄養価に富んでおり、官能評価で満点をもらいました。
浜崎さんは84.8点を取り、特にTDNとVスコアで素晴らしい評価を受けています。
工藤さんは78.4点で、トータルで良好な品質を維持し、特に色と触感で高評価でした。
平均値を見ると、今年のpH平均は3.81、TDN平均は62.0%DM、Vスコア平均は73.7点、デンプン含量平均は28.7%DMで、前年と比べると全体的に向上しています。
これにより、保存性と栄養価がさらに良くなりました。
今回の共励会では、たくさんの高品質なサイレージが評価されました。参加者のみなさんにはこの結果をもとに、今後もより良いサイレージを作ることが期待されます。
宮崎県連としても、サイレージの品質向上をこれからも支援していく予定です。