中標津地方連「担い手研修(第二弾)」を開催!

2025年11月27日、中標津地方連「担い手研修(第2弾)」を雪印メグミルク㈱なかしべつ工場にて開催し、御三方からご講演いただきました。遠路札幌からお越しいただいたこともあり、東根室地方連の会員も参加しました。

【講演1】「牛乳から見える牛の飼い方~酪農家飼養環境及び乳成分の調査から~」
北海道大学大学院農学研究院 畜牧体系学研究室 准教授 三谷朋弘 氏

【講演2】「高温干ばつで下の自給飼料生産について」
雪印種苗㈱事業本部トータルサポート室 髙橋美紗子 氏

【講演3】「冬に気をつけたい子牛の管理」
雪印種苗㈱別海営業所 近藤萌里 氏

まず、三谷朋弘先生からは、乳質改善のなかでも重要になる生乳風味問題や発生事例、また本年度から取り組まれている「乳牛健全性向上に向けた生乳分析高度化事業」について詳しく説明いただきました。

次に、髙橋美紗子先生からは、気候温暖化に伴い北海道でも高温や干ばつが問題になってきている現状に対して、刈取り・肥培管理でのポイント、高温干ばつに強い草種や品種の選択、暖地型飼料作物の導入について、現場実態を踏まえながら解説いただきました。

最後に、近藤萌里先生からは、冬期だからこそ気をつけるべき「ミルクの温度」「保温と換気」などについて解説していただきました。

研修会では多くの質問が飛び交い、参加者それぞれにとって参考になる内容に富んだ研修会となったと思います。三谷朋弘先生、髙橋美紗子先生、近藤萌里先生、ありがとうございました!

余談になりますが、北海道中標津町では「牛乳で乾杯条例」を制定していますので、研修会の参加者全員で、牛乳で乾杯!

(事務局記)