東根室地方連チーズセミナーを開催しました
2024年2月27日、東根室地方連において、雪印メグミルク北海道コミュニケーションセンター桔梗原講師、小池講師のもと、チーズセミナーを開催しました。
実に4年ぶりとなる食育関連行事となり、試食も楽しみに会員が参加しました。ちなみに、4年前は料理講習会を開催しチーズタッカルビを作っており、さすがは酪農主産地と思わされるチーズ振興ぶりと感じます。
セミナーは、前半に製法や種類、歴史についての講義をいただき、白カビと青カビでは熟成の進み方が異なることや、イタリアではチーズを担保に融資を受けることができるなど、知識を深めました。また、果物などを一緒に食べることで、チーズだけでは不足する栄養素を補完することができ、楽しみ方もより広がることを学びました。フレッシュチーズの項では、さけるチーズコンソメ味の認知度確認が行われましたが、想定よりも食べたことのある、知っている会員が多く、講師も嬉しそうにしていました。
世界のチーズを巡る旅を収めた動画からは、チーズの食感や風味の違いは、そのチーズが生まれたそれぞれの国の気候、地理、文化の違いから生じるのだということを、あらためて認識することができました。事務局個人的には、ものすごくロックフォールとエメンタールを食べたくなる動画でした。
チーズセミナーの様子
後半は、男性チームと女性チームにわかれてチーズプラトーづくりが行われました。ワイヤーカッターなど、普段使う機会の少ない器具も駆使して切り分け、短時間の中でそれぞれのセンスと技術が発揮されました。当日は講師の移動が危ぶまれるほど暴風が吹き荒ぶ天候でしたが、航空機が無事出発するようにと、カマン包装紙で作った紙飛行機を添えた個性的な作品も生まれました。
プラトーづくり
プラトーづくりの後は試食タイム。
比較的食べやすいチーズから順番に食していき、風味が強めの海外産チーズも試食しました。同じチーズでも、はちみつをかけたり、かつお節&醤油をのせたりすることで味が変化したり食べやすくなったりするなど、家庭でも手軽にアレンジできる食べ方も学ぶことができた試食の場となりました。
最後はチーム毎に試食の中で気に入ったチーズベスト3を発表してもらいました。両チーム共通で選ばれたのはウォッシュとゴルゴンゾーラで、比較的風味が強いチーズも好む参加メンバーだということが確認されました。(カビ系はちょっと…という方も勿論いましたが笑)
どちらが男性作、女性作でしょう?
今回の和やかなセミナーのように、日本の食卓に、より多様にチーズが浸透し、豊かなチーズ食文化が広がることが願われる機会となりました。
全員集合 ハイチーズ!
(事務局 記)