酪青研　活動報告83　根室協議会　視察研修

根室協議会視察研修開催！！

11月2日、別海町　㈱なかしゅんべつ未来牧場において根室協議会視察研修を開催、会員18名が参加致しました。

未来牧場はJA中春別が100％出資している研修農場で、今年3月25日に竣工されました。JA中春別では今後、後継者不足などの理由で離農が避けられない状況が予想され、酪農家戸数の維持と地域コミュニティ守るには、新規就業者および後継者をはじめとする担い手の育成確保が急務であり、別海町酪農研修牧場を始めとする関係機関とも連携を図りつつ、新たに酪農研修機能を備えた牧場をJAで建設することとなりました。

当日は友貞専務の案内のもと、搾乳舎、哺乳育成舎、育成舎を視察しました。搾乳舎は繋ぎ牛舎で80頭飼養となっています。根室管内の酪農家はこの規模での経営が多く、新規就農をするにあたり離農で空きが出た農場に就農しやすくするためとなっています。
また、牛舎内にはキャリロボや自動給餌機、餌寄せロボットも設置されています。

研修生は現在2家族と独身者1名。研修期間は1～3年を予定しているとのことで、本人の技術取得状況や就農する牛舎の空き状況などで期間が変わってくるとのことでした。

中春別地区のみならず、根室管内全体においても新規就農が離農をカバー出来ておらず、地域コミュニティを守ることが課題の１つとなっています。現在、地域が抱える課題について学べる貴重な研修となりました。

当研修の開催にご助力いただきました㈱なかしゅんべつ未来牧場の皆様、JA中春別の皆様に感謝申し上げます。

根室協議会事務局　　本間　記

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