酪青研 活動報告150 川北単研 視察研修

川北単研視察研修開催!!

去る2019年4月25日(木)~26日(金)にかけて、川北単研では視察研修会を開催致しました。

今回の視察研修先は会員からも希望が有った、江別市にある株式会社Kalm角山、上富良野町にある株式会社スガノ農機「土の博物館」にて研修を行いました。

一日目は株式会社Kalm角山について、取締役顧問である渡部工様に牛舎やロボット搾乳機の施設を中心に案内して頂きました。

Kalm角山にて

牛舎については、設計コンセプトから、施工費用まで事細かに教えて頂きました。
他にもミルクファースト通行制御システム、バンスクリーナー、給仕ロボット等、最新鋭の牛舎といえる設備も実際に見る事が出来きました。

ハードナビゲーターシステムの視察

購入飼料についての説明

続いて搾乳機について説明して頂きました。Kalm角山ではDeLaval社VMSスープラプラスロボット搾乳機を導入しており、搾乳ユニットが次々に稼動している様子を実際に見る事ができました。
また搾乳牛の16%はロボット搾乳に合わないため、ミルカーを使用して人の手で搾乳を行っていること等、ロボット搾乳機のデメリットについても教えていただきました。

最後まで牛舎の設備と搾乳機に皆さん興味津々の様子で、質問がやむ事無く賑やかに1日目の視察研修を終えました。

2日目はスガノ農機の「土の博物館」を視察しました。
土の博物館では農耕器具の歴史、近年の天気変動から「どの様な農機具を用いて土壌管理をしたら良いか?」ということを中心に、館長である田村政行様に講義をして頂きました。その他にも土作りの重要性として「土はどんな農作物においても根幹を担っており、酪農における牧草やデントコーンも例外ではない」というお話も伺うことが出来ました。
講義終了後は展示されている土壌サンプルや農耕機械を見学し、視察は終了となりました。
参加された会員は、自分たちの畑の土壌問題の再確認や、肥料の種類等を見つめなおす良い機会になったと話をしていました。

土の館にて

二日間という短い期間でしたが、とても充実した研修を行うことが出来たと感じています。
また来年度も開催したいという声も上がりましたので、事務局としても今後さらに活動を活性化させる為にも新たな企画を立案していきたいと思います。

中標津地方連盟事務局  島村 記

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