関東協議会 第49回関東協議会研修会を開催!

去る7月12日、第49回関東協議会研修会を雪印メグミルク本社にて開催いたしました!昨年は現地とWEBのハイブリッド形式での開催でしたが、コロナも落ち着いてきたため、今年は一堂に会して総勢24名(会員13名)の方が集まりました。


「研修会後に集合写真を撮影しました!」

研修会では、第74回日本酪農研究会にて経営発表を行う八ヶ岳地方連の五味英介さんと意見事例発表を行う新潟県連の井上智啓さんの模擬発表を行いました。篠﨑会長からは「厳しい状況のなかでも今回発表をして頂くお二人に感謝したい」という挨拶から始まり、お二人の発表をより充実した内容とすべく参加者からは質問や助言など活発な意見交換がなされました。発表内容につきましては、全国大会の際の楽しみにして頂ければと思います。



上の写真 「意見事例発表の井上智啓さん」 下の写真「経営発表の五味英介さん」

模擬発表のあとは、雪印メグミルク㈱ 総合企画室の野村シニアアドバイザーをお招きして、海外における酪農情勢についてご講演頂きました。配合飼料および乾牧草価格の高騰は日本だけでなく、オセアニアやEU、米国など酪農主産地においても同様に生乳生産コストが上昇し厳しい経営状況にあること、そのなかで英国ではどのように対応しているか事例紹介を通じて学びました。また、乳製品生産国のオセアニア、EU、米国それぞれの事情で今後の生産及び輸出拡大要素はなく、中国の乳製品需要拡大による将来的な国際需給のひっ迫は必至であること、そのなかで日本国内における長期的視点に立った生乳需給構造改革が必要であることはもとより、日本酪農の重要性について力強いメッセージをいただきました。会員一同日頃接する機会のない情報の数々に興味津々で聞き入りました。

「ご講演頂いた雪印メグミルク㈱ 総合企画室 野村シニアアドバイザー。日本がとても水に恵まれている国だということがよく分かりました。」

研修会後は久しぶりに皆が集まったこともあり、一次会、二次会、三次会まで大変盛り上がりました。来年が50回目の研修会で節目の年となるため、どのように迎えるかそれぞれ色んな案を出し合いながら、これまでの時間を埋めるように交流を深めました。

                            (関東協議会事務局 記)