雪印メグミルクグループ役員との酪農懇談会を開催!!

1月31日(火)常任委員・事務局長会議に先立ち、檜尾委員長をはじめとする酪青研役員と、雪印メグミルク(株)、雪印種苗(株)の役員との酪農懇談会が雪印メグミルク(株)本社ビル9階グリーンファームにて開催されました。

はじめに、酪青研 檜尾委員長より
「まずは佐藤社長をはじめ雪印メグミルクグループの皆様方には、第73回日本酪農研究会の開催に際して多大なご協力いただいたこと御礼申し上げたい。我々酪農家を取り巻く環境はさらに厳しさを増している。酪農生産者の経営状態が追い込まれていることを十分に理解して頂きたいと考えている。我々も何とか様々な取組をおこない生乳生産を続けていきたいと考えているが、何をしたらいいのか?具体的な方策に思案している。本日のテーマは「サステイナビリティ」ということだが、我々の生乳生産のサステイナビリティに関しても、今後乳業者の方々とお互い納得できる話し合いをしたいと考えている。」との挨拶がありました。

雪印メグミルク(株)佐藤社長からは「仙台で開催された第73回日本酪農研究会に私も初めて出席させて頂いたが、全国の盟友の皆さんが地域に根差した形で、自身の課題に向き合いながら日々の経営改善に取り組まれている姿を目の当たりにして、とても感銘を受けた。
近年の世界的に「持続可能な社会の実現」が大きなテーマとなり、酪農乳業界においても「自然環境に配慮し、多様性と生産性を失うことなく、未来永劫、持続できる体制を構築する」ことが重要課題となっている。
弊社グループの創業者は「健土健民」を理想に掲げ、その手法として「循環農法」を、普及することで、持続可能な酪農の実現を目指しました。これはまさにサステイナビりティにも通じる考え方であります。雪印メグミルクグループの具体的な取組として大樹工場でのホエイのメタンガス化施設によるCO2排出削減や、北海道水素事業プラットフォームへの加盟による水素社会、カーボンニュートラルの実現の取り組みがある。
弊社グループが目指す持続可能な酪農への貢献は、牛乳乳製品の安定的な供給を絶やさぬよう、酪農乳業界全体の維持・発展を図ることであり、今日は「持続可能な酪農・乳業」に繋がる情報交換の場にしたい。」との御挨拶がありました。

その後、雪印メグミルク(株)常務執行役員 畑本二美氏より「雪印メグミルクグループのサステナビリティ関する取り組み」と題したプレゼンテーションで、雪印メグミルクグループが「酪農乳業という事業を通じて社会課題の解決を図り、健全で豊かな環境を保全し将来世代にも継承することができる持続可能な社会構築を進める。」との理念に基づき、様々な取組がなされていることが紹介されました。
常任委員からは「私の地域でも高い理念を掲げ、従業員のほとんど、軽度ではあるが、障がい者を採用している企業もある。業種や業態の特性、設備投資の状況、それぞれに担当させる業務を如何に割り振るか等難しい問題もありと思うが、雪印さんではどの様に取り組んでいるのか。」
「CO2削減に関しては自給飼料を牧場の敷地内で生産し乳牛に給与するというのが一番 である。そのことは認識している。現在は世界情勢の不安定さもあり、飼料、乾牧草の値段が高騰し、且つ手に入りづらい状況であり経営を圧迫している。しかしながら、経営コストという観点からは輸入品の方が安い時期もあった。飼料等調達に関しての経営判断は、環境負荷を軽減するという視点だけではできない。」との意見があり、サステイナビリティと経営を両立させることの課題等意見交換がなされました。

プレゼンテーション、意見交換の後、日本連盟 島村事務局より12月に実施された第一回国内研修の報告がなされ、宮崎県家畜保健衛生所片山氏からの「口蹄疫に際して発生にした防疫対応」についての講演会の内容、宮崎県新富町にある本部農場の視察の様子等が紹介されました。
1時間15分という限られた時間ではありましたが、今後の我が国酪農の方向性を考える有意義な場となりました。