黒澤賞に幌延地方連盟の中嶋仁志さん
第68回日本酪農研究会もいよいよクライマックスです。
経営発表7題から最優秀賞の黒澤賞に選ばれたのは、北海道協議会幌延地方連盟・南川口研究会の中嶋仁志さん。中嶋さんは「家族・地域と共存する経営をめざして」を発表しました。
中嶋牧場は、北海道東北部の草地酪農地帯に位置しています。家族経営プラス外国人研修生で経営しています。帯広畜産大学を卒業後、10年間は道職員として勤務し、その後Uターン就農しました。就農後は省力化と経営資源の効率化を進めてきました。具体的には、搾乳ユニット自動搬送装置の活用や各種データに基づく牛群管理、SNSの活用での雇用対策などで成果をあげています。審査講評では、生産性、収益性、安全性、効率性で高い評価を得ました。なかでも繁殖成績が高いことなどが、高く評価されています。
優秀賞には、北海道協議会西部十勝地方連盟・清水中央研究会の藤井稔さんが発表した「挑戦〜究極の酪農経営法人を目指して〜」が受賞しました。