事務局便り(in富士宮)
富士宮の関内牧場、伊藤牧場にお邪魔しました。関内さんは昨年より、伊藤さんは今年からデントコーンを栽培しており、今年の出来ばえをお伺いしました。
今年の富士宮の気候は、8月までは非常に良く、台風の被害も無く順調だったのですが、9月に入り、雨ばかりで圃場が乾かず、トラクターが入れませんでした。その為刈り取りが10月上旬までずれ込み、かなり刈り遅れの状況となり、水分含有量も60%位との事。しかしその分実は完熟しており、TDNに期待して、成分の結果を楽しみに関内牧場では、来年の4月位から給与を開始するそうです。
伊藤牧場では削蹄専用の保定器が有りました。実は伊藤牧場では削蹄師さんを今年から知多大動物病院富士分院にお願いしています。そのきっかけは今年の2月に行われた「東海・関西協議会 合同中堅会員研修会」で、2日目に行われた鳥羽獣医師による「護蹄について」の講習会でした。講習会の内容に共感し、富士宮に分院が有ったこともあり、削蹄をお願いしています。蹄の状態も徐々に良くなり、成果は確実に表れています。
両牧場とも自給飼料に力を入れており、来年度も今年の経験、反省を踏まえ益々良質な自給飼料を確保できるよう頑張っています。
日本連盟事務局長 松田 記