酪青研 活動報告47 十勝地方連盟 技術検討会
十勝協議技術検討会を開催!!
十勝協議会(山下博会長)では、3月10日(月)に帯広市の帯広市民文化ホールにて技術検討会を開催しました。当日は地元JAの営農担当者や雪印種苗の方など会員だけでなく多方面から参加がありました。
今回の検討会では大樹町萠和地区の村﨑隆一氏が講師となり「牧草多種混播に挑戦!」と題し発表を行いました。
村﨑氏は昨年の12月に開催された北海道自給飼料生産優良事例発表会で発表をしており、会員の方からは「当日の発表を聞けなかったのでぜひ技術検討会で内容を聞きたい!」との強い要望があり今回の開催となりました。
村﨑氏は大樹町の出身でH16年に就農するまで、横浜でサラリーマンをしていたとのこと。
H25年に120頭のフリーストール牛舎の建設による規模拡大に伴い、粗飼料増産の必要性が高まり、このままでは牧草が足りないという危機感が取組みのきっかけに。
それまではチモシー、アルファルファ・飼料用トウモロコシを主体に作付けしていたそうですが、以前から多品種混播への興味(特にオーチャードグラスへの興味)を持っていたとのこと。
雪印メグミルク(株)酪農総合研究所の実証圃場の取組みも併せて開始する事に。粗飼料増産に向けて、まずオーチャードグラスとペレニアルライグラスを新たに導入。これらの品種は3~4回刈る事で、収量の確保が出来ることが大きな魅力に。
その後は更なる収量確保を狙い、イタリアンライグラスの導入にも挑戦し、現在ではしっかり収量が確保出来るようになったとのことです。
発表後の意見交換会ではざっくばらんな会話に。会場の参加者からは牧草収穫時期についての質問や収穫した牧草の栄養価、追播の頻度など様々な意見が飛び交い、活発な技術検討会になりました。
十勝地方連盟事務局 大山 記