東根室地方連オンライン勉強会を開催しました!

さる7月21日、北海道協議会東根室地方連の勉強会を開催しました。

開催は東京と別海町を繋いだオンライン形式で、講師には当連盟の前任事務局でもある、雪印メグミルク㈱酪農部酪農グループの直井智生さんをお招きしました。

講演は「新型コロナ感染症の乳製品需給への影響と今後の方向性」と題して、昨年度の緊急事態宣言下における生乳完全処理に向けた動きや、コロナ禍が乳製品の消費構造にどのような変化を及ぼしたか、生乳生産基盤維持のためにどういった対策・調整が進められているかなど、乳製品のカテゴリー・消費形態別に構造を紐解き、動向をわかりやすく説明いただきました。

参加会員からは、「ぼんやり捉えていた課題をはっきりと認識することができたよかった。」「乳製品在庫が積み上がる仕組みが理解できた。今後、再度の休校措置がとられないことが願われる。」などの声があがり、「これからの酪農乳業界はどうなっていくのか?」といった大きなテーマについて、活発な議論が行われました。

今回はなんと、トラクター車内から(!)参加する会員もおり、オンラインツールに更なる可能性を感じる機会となりました。委員長からも、「コロナ禍で良かったことを挙げるとすれば、こうして遠く離れた人とも繋がりやすくなったこと。」とコメントがあり、人と人が接しづらい環境が長引く中で、コミュニケーション不全を招かないために、様々な工夫をしていく必要があると感じたところです。

生産者・乳業者それぞれの立場でざっくばらんに意見が交わされ、不透明な情勢が続く中でも、前向きに両輪としての役割を果たしていこうという機運が高まる、有意義な時間となりました。

事務局記