雪印メグミルクグループ役員との酪農懇談会を『国産飼料の増産と有効活用事例の紹介』をテーマに開催!! 懇親会も4年ぶりの雪印メグミルク本社ビルにて開催!!

7月13日(木)の常任委員・事務局長会議の後、檜尾委員長をはじめとする酪青研役員と、
雪印メグミルク㈱、雪印種苗㈱役員との酪農懇談会が雪印メグミルク㈱本社7階会議室にて開催されました。また酪農懇談会後の懇親会も4年ぶりに開催されました。

はじめに、酪青研 檜尾委員長より「昨今の経済情勢は、資材、原材料価格の高騰により様々な分野において値上げ基調にある。特に原材料費の割合の高い食品の値上げは消費者の購買行動に大きな影響を与えている。又、我々酪農家を取り巻く環境についても、ウクライナ情勢や円安の進行による、飼料・資材・燃料価格の高止まりに悩まされており、依然として長いトンネルから抜け出せない状況にある。一刻も早く厳しい現状を打開し、酪農生産基盤の維持拡大に取り組まなくてはならない。本日は国産飼料の利活用に係る情報提供を頂けるとのことだが、昨今の飼料価格高騰に立ち向かうための打開策を見出すことができればと期待している。」と挨拶がありました。

雪印メグミルク㈱佐藤社長からは「特に近年、地球規模での異常気象による影響や、一部の国の穀物買付量の増加による価格への影響、輸送費の増高やウクライナ情勢による流通量の減少、更には為替相場の変動等により状況は深刻化している。安定した酪農経営の実現のためには国内での飼料生産の拡大や食品副産物等の利用促進を図ることも有効策の一つであると考える。本日の懇談会は『国産飼料の増産と有効活用事例の紹介』というテーマで雪印種苗トータルサポート室の佐藤担当部長に話題提供を頂く。現場の事例を踏まえた中で、生乳生産基盤の維持に視点を置いた意見交換ができればと考える。」

後援に先立って雪印種苗㈱笠松社長より
酪農は研究開発集約型の産業であり、日本において、重要な産業のひとつであると認識して
○日本の酪農を攻めの産業に転換する。
○世界に向けて『健土健民』を発信する。という雪印種苗㈱の事業ビジョンの説明があり、

続いて、雪印種苗㈱トータルサポート室佐藤尚親担当部長より
トータルサポート室のa.飼料作物栽培支援b.飼養管理支援c.経営関連支援の相互連携により、途切れのない「総合的なサポート」をおこなっている旨の紹介の後、環境変化に対応る自給飼料増産の様々な事例が紹介されました。

<講演の骨子>
1.各々の地域環境・事情を活かして、選択できる様々な引出し(方法)を、他の生産者となるべく重複しないように(同じ方法に集中しないように)取り入れていくことが重要である。
2.自給飼料生産圃場の過不足の条件により対策は柔軟対応する必要がある。
3.獣害、気象災害等のリスクヘッジ(保険等)を準備する。
4.高品質な自給飼料を増産することで、配合飼料の節約ができる。

講演ののち様々な意見交換がなされました。
橋本常任委員からは
「福島で酪農を営んでいるが東日本大震災の原発事故では大きな影響を受けた。大変の困難に直面したが、『地に足をつけた酪農経営=健土県民』を心の支えとして頑張れた。私にとっては『健土健民』という言葉は本当に大切な言葉である。」
小島副委員長からは
「雪印メグミルクグループが植物性食品加工用原材料製造販売に取り組んでいく旨発表されたが、今後の事業展開の方向性はどのように考えているか。」
また講演者の佐藤担当部長に対しては
「講演で言及された気象リスク対応に関して、デントコーンの二期作についてのアドバイスがあったら教えてほしい。」
「飼料貯蔵庫のアライグマの被害が跡を絶たない。よい対策はないか?」
等 限られた時間ではありましたが、多岐にわたっての活発な議論がなされました。

懇談会ののちは、場所を移して9階グリーンファームで懇親会が開催されました。酪農懇談会後の懇親会の開催は、2019年7月以来、4年ぶりとなりました。
懇親会は、5月に着任した雪印メグミルク㈱の若林酪農部長の開会の挨拶と乾杯で始まり、その後、酪農懇談会のテーマに関する話題、昨今の酪農乳業情勢に関する意見交換等和気あいあいとした雰囲気での懇親となり、最後は、今年11月九州福岡で開催される第74回日本酪農研究会の成功を誓っての尾形副委員長の乾杯で締めくくりとなりました。