酪青研 活動報告37 徳島県連盟 視察研修

徳島県連 平成28年度酪農視察研修開催報告!!

去る2月17日、徳島県連(委員長 阿部豊志)では、今四国の中でも最も生乳生産に勢いのある香川県にて定例の酪農視察研修を開催しました(会員5名参加)。

三好牧場での視察風景

まずは、高松空港の真隣に所在する高松地方連の盟友である三好牧場を視察。大きな特徴としては、環境対策として微生物(善玉菌)を活用しており、固液分離された尿は水処理自動浄化システムで浄化されて乳牛の飲水用に再利用、糞は善玉菌の働きで発酵が促進され、ほぼ無臭状態(育成牛舎の戻し堆肥としても利用)となっており、参加した会員も大きな関心を寄せていました。また、育成牛は全て自家育成であり、就農以来45年間全く導入をしていない点についても強い経営理念を感じることができました。

水処理自動浄化システム

次に、同じく高松地方連の盟友である(有)赤松牧場を視察。当牧場は現在、段階的な設備投資による規模拡大を進めており、米ウィスコンシン州の酪農視察を契機に考えたという完成して間もない最新鋭のトンネル換気式フリーストール牛舎(208床;乳牛の健康維持、ストレス緩和を優先)の規模にまずは圧倒されることとなりました。

最新鋭のトンネル換気を備えた牛舎

一方、社長の「酪農経営に必要なものは地域との和」、「酪農家は生乳をつくるための牛からつくらないといけない」、「消費者に理解される価値のある生乳づくりが必要」等の言葉と、実際にその信念を行動に移している点に強く感銘を受け、そのこだわりは直営ショップで販売しているジェラートの美味しさからも感じることができました。

赤松牧場の看板(新牛舎)の前で・・・集合写真

参加した会員も近隣の盟友から大いに元気をもらうことができ、非常に有意義な時間を過ごすことができた研修会となりました!

徳島県連事務局  笠原 記

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