酪青研　活動報告126　釧路・網走地方連盟　合同視察研修会

釧路地方連・網走地方連「合同！」視察研修～！！

11月2日、釧路地方連（原田敦委員長）、網走地方連（竹内聡委員長）が、合同で視察研修を開催しました。
会場となった標茶町虹別は秋というより冬っぽく肌寒くなってきましたが、標茶町・斜里町・清里町・小清水町・網走市から計18名が集まりました。
時節柄、防疫への配慮は欠かせませんので、牧場前で使い捨てのツナギを装着。ちょっと異様な集団へと変身しての視察となりました。

集合写真　池田牧場育成舎前

★視察先①原田牧場★
昨年の黒澤賞、釧路地方連原田委員長の牧場です。
経営発表でも紹介されたフリーストール牛舎の増改築は、多くの改善点を含み、カウコンフォートと作業効率を一気に向上する『鬼手』。飼槽幅の延長、弱い牛の別群飼養、横断通路の拡張、キャッチペンの設置、牛舎内治療枠設置、・・・etc。
施設に込められた原田さんの工夫をひとつひとつ確認してゆくと、「ほー！」「へー！！」。感嘆が止まりません。

原田牧場ＦＳ牛舎増改築のポイントは･･･

★視察先②池田牧場★
池田光章さんは、楽酪事業を活用してパーラーを建て替え、『パラボーン』パーラーとされました。
パラレルとヘリンボーンの中間的なスタイルで、初見となる人も多かったようです。見た目も「少し斜めったパラレル」といった感じで、パラレルのように少ないスペースで多くの牛を搾乳でき、ヘリンボーンのように横からミルカをかけることが出来ます。
また、もう一つの見所、哺育育成舎は、子牛が寒くないような配慮が随所に盛り込まれており、池田さんの牛への愛情を感じました。