中標津地方連 担い手研修を開催!
2024年11月7日、中標津地方連「担い手研修(第2弾)」を雪印メグミルク㈱なかしべつ工場にて開催しました。
研修会は、「国内酪農の今後の動向」と題して、酪農学園大学 農食環境学群 酪農・畜産経営論研究室 日向貴久教授からご講演頂きました。遠路江別からお越しいただいたこともあり、東根室地方連の会員も参加しました。
まずは、酪農を取り巻く動向と生産管理の重要性についてお話頂きました。コロナ禍を経てこれまでの生活に戻りつつあるものの、酪農を取り巻く環境は、購入飼料・生産資材の高騰、個体販売価格の低下によって所得へのダブルパンチが続いている状況です。所得確保に向けた経営戦略をどうすべきなのか考える機会となりました。
次に、政策・クロスコンプライアンスと国内外の動きについてお話頂きました。環境負荷低減は酪農乳業にとっても待ったなしの課題で、2027年度からは環境に配慮した農業が公的補助の必須条件となります。適正な施肥や防除、エネルギーの節減、悪臭・害虫の発生防止、廃棄物の発生抑制等が求められ、ひとつずつ着実に実践して管理していくことが重要だと思いました。
研修会は、日向先生の巧みな話術で終始和やかな雰囲気で進み、普段あまり聴くことが出来ないことを知る貴重な経験となりました。日向貴久先生、ありがとうございました!
余談になりますが、今年は北海道中標津町が制定している「牛乳で乾杯条例」10周年になります。研修会の参加者全員で、牛乳で乾杯!
事務局記