酪青研関西協議会と雪印メグミルク社員の意見交流会を開催しました。(関西協議会中堅会員研修)

去る、3月2日に関西協議会では、中堅会員研修会として、雪印メグミルク㈱(以下雪メグ)社員との意見交流会を開催致しました。過去に例を見ない厳しい環境変化の中、中堅会員研修を開催するにあたり、「テーマ」の検討には苦慮しました。「モチベーションの低下」から、研修会の開催自体を考慮する必要もあるのでは?という意見も出る様な状況でしたが、検討を進める中で、乳業に於いても牛乳・乳製品の度重なる値上げにより、営業の最前線に立つ担当者も流通との厳しい商談に「モチベーションを削られる」状況があるとの話から、酪農乳業共に「愚痴を言い合うだけ」「何か答えが出る訳ではない」だろうが、共に悩みを抱えているもの同志で意見交換をしてみてはどうか?という提案が生まれ、雪印メグ関西販売本部 営業企画課長の尽力もあり、今後の酪農乳業界の将来を担う若手社員を中心に人選を頂き、開催が実現しました。会場についても神戸地方連 西山委員長に快く受け入れて頂けることとなったのはとてもラッキーでした。
 当日は牧場視察からスタート。雪メグ社員の中には牧場は初めてというメンバー多く、西山さんの話に熱心に耳を傾けておりました。続いて西山牧場自家製のチーズを使用した季節限定を含む5種類のピザを堪能し、子供さんも含めた27名で30枚を平らげ、雰囲気が一気に和んだ昼食となりました。(サクラエビや地元のネギを使った季節限定ビザが好評でした。)昼食を終え、お腹が満たされ、近くの公民館へ移動、メインテーマの「意見交流会」に入ります。企画段階からこの意見交換をどう進めるか?が一番の悩みどころでした。今回27名という大人数になることから3班のグループに分けてのグループワークという形式で交流会を進めました。
 関西協議会の大内会長からは、初めての企画になるが、お互いの気持ちを理解し合う良い機会にして欲しいという挨拶から始まり、各グループ内での自己紹介、牛乳飲み比べと進みました。牛乳飲み比べでは、ベテラン事務局が2人とも「当社品がわからない」という、失態をしでかす一幕も…また若手MC二人の軽快なトークで十分に雰囲気は和みました。グループワークでは仕事・プライベートのお悩み発表会から始まり、「悩み」を共有することで共感を高めました。それぞれの立場での「悩み」が出る中で、共通する事、相反する事、新たな気付きなどがあったと思います。中には尖った意見も出ましたが、皆、同じ「生乳=牛乳」というものに対する日頃の仕事を通じた「想い」が溢れ出る結果となり、時間はあっという間に過ぎました。個人的には「生乳=牛乳」の価値をどうやって高くしていくことが出来るか?が「共通項」であったのではないかと思います。まさに雪印メグの3つの使命の一つ「酪農生産への貢献」そのものだと思い、自分自身も身を引き締める貴重な時間となりました。