事務局便り(in横須賀)

2月21日、神奈川県横須賀市立大矢部小学校で開催された「第9回 神奈川わくわくモーモースクール」に参加しました。 前日には暴風雨でお天気が心配されましたが、当日はすっきりとした晴天に恵まれました。

開会式では、横須賀市に牧場が所在する関口さんが酪農家代表として挨拶され、「わくわくモーモースクールで、酪農家の仕事、牛乳のことをたくさん勉強してほしい。この中から一人でも多く酪農家や乳業メーカーで働く人が出てくれたら嬉しい。」と話されました。

また、酪青研会員で伊勢原市の石田牧場の石田陽一さんは、「神奈川わくわくモーモースクールは1年に1度。神奈川県には852校の小学校があり、大矢部小学校に来られるのは852年後になります。みんなラッキーです!」と子ども達に話しました。

今回のわくわくモーモースクールは、小学校5年生(75名)を対象に実施され、前半は教室で「牛乳が出来るまで」「牛乳の仲間たち」「牛の体の秘密」について話を聞き、後半は校庭を利用し「牧場のしごと」「搾乳体験」「子牛のふれあい」を体験しました。

「搾乳体験」と「子牛のふれあい」では、関口牧場の搾乳牛1頭と子牛2頭(ジャージー種、F1)で体験が実施されました。


「搾乳体験」では、牛の乳のやわらかさやあたたかさを体感することで、最初は大きな牛を恐がっていた子も、牛に対する気持ちが変化したのではないかと感じました。

「牧場のしごと」では、「牛は人間が食べられないもの(草や粕類)を食べて、人間が食べられるもの(牛乳や肉)を作ってくれる」「牛の糞尿は堆肥として、畑の肥料になる。エコな仕事。」「酪農という仕事は、搾乳だけでなく、牛の食事メニュー作成や健康管理も大切な仕事。毎日、牛のお世話をする。「お母さん」の仕事に似ている」という話がありました。

酪農家の皆さんが、子ども達に分かりやすく気持ちを込めて話をすることで、酪農という仕事が良い印象で子ども達に伝わり、理解してもらえたらと思いました。

お話の後は、実際に堆肥をさわったり、臭いをかいでもらいます。

わくわくモーモースクールの最後は、給食をいただきます。
控え室には、大矢部小学校から嬉しいお心遣いが。
「酪農のお仕事や牛のことをおしえていただき、ありがとうございました。このご縁を大切に、これからもよろしくお願いします。」と書いてあります。

わくわくモーモースクールの取組みの素晴らしさを改めて感じる1日となりました。

日本連盟事務局  横山 記

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