【岡山県連】牧場視察 ~梶岡牧場編~

前日から降っていた雨も止み、寒空が広がる2月16日、岡山県連にて同県連の梶岡牧場の視察を行いました。梶岡牧場は山の上にあり、麓より気温は数℃下がります。冬の津山の寒さを甘く見ていた若手事務局は凍えながらも梶岡さんの話に耳を傾けていました。

 

最初に梶岡牧場での飼養管理の経歴と現状を、飼料計算書を基にお話ししてくださいました。梶岡牧場では輸入乾牧草が高騰して以降、購入をやめて自給飼料と国産イタリアン・WCSのロールサイレージを給与しています。輸入乾牧草をやめても他の飼料でカバーすれば乳量は変わらず、繁殖も良い状態をキープできるそうです。

梶岡さんは飼養管理を含めたすべての牛舎の管理において、なるべく無駄と手間を少なくすることに熱心に取り組み、自身をミニマリストと仰っていました。その言葉通り不要な添加剤をなるべく省いて種類を少なくし、搾乳牛は泌乳段階に応じてグループ分けをして手間をかけるグループとかけないグループに分けるなど、牧場の随所に梶岡さんの省力化への取り組みが見られました。

省力化を進める中でも、分娩後のケアや分娩後30日の排卵の有無で牛の調子を見たり、週に1回ファスティングをして胃を休ませるなど、乳牛の健康には人一倍気を使っているようでした。

視察にいらっしゃった皆さんも梶岡さんの話に熱心に耳を傾けていました。WCSの管理の話題では、他の会員さんから「経験上、多少WCSの酢酸発酵が強くても、夏場は嗜好性があまり落ちないよ。人間が夏に梅干しを食べたくなるのと似ているんじゃないか。」という意見も挙がり、事務局含め驚きがありました。WCSの事1つを取っても、まだまだ知らないことがたくさんあり、同時に酪農家さんご自身で使っていく中で得られる十人十色の知見があるようです。

これからもこのような視察や意見交換を行い、皆さんの経験や知見を共有できる場を積極的に設けていきたいと思います。