学びとおいしいがいっぱいの埼玉満喫ツアー! 第10回全国レディースの集いを開催 ~前編~

4月14日から16日の2泊3日間、第10回全国レディースの集いが埼玉県にて開催されました。
今回は、会員17名、事務局3名(JA新いわて職員1名含む)が参加し、レディースの集いならではの、女性だけの活発で和やかな交流の時間となりました。

— 1日目 —
初日は、埼玉県熊谷市にある「株式会社ブルーバンブーファーム」を訪問しました。
牧場を営む青木大輔さんは3代目で、10年前にお父様から経営を引き継ぎ、そのタイミングで法人化されています。法人形態ではありますが、今も家族経営を貫いており、牛舎を担当されている弟の洋介さんご夫婦はほとんど休む暇なく毎日牛舎にいるそうです。そんな弟さんを兄の大輔さんは、「牛バカ」とおっしゃっていました(笑)

牛舎内の説明をする弟の洋介さん

大輔さんは畑・牧草・田んぼを担当し、4年前にオープンしたジェラートショップは奥様が中心となって運営。それぞれの役割を分担しながら、少数精鋭で多角的な経営を実践されています。

牧場にはジェラートショップをきっかけに飼い始めたというジャージー牛もおり、ちょうどお産を終えたばかりというエピソードも!育成牛30頭を含む約70頭の牛を地域の風土にあわせて健康的に飼育しながら、牧草地と田んぼを活用し、食用米(埼玉県のオリジナルブレンド米「彩のかがやき」)と麦の二毛作、さらに飼料用稲WCSの作付けにも取り組まれている点は、まさに「少数精鋭、多角経営」。多くの参加者の関心を集めていました。
「牛づくり・草づくり・土づくり・地域づくり」を経営理念に掲げ、糞尿を堆肥化して圃場へ還元する循環型農業や、牛の健康管理にも徹底的に取り組まれています。牛群検定成績をもとにした個体管理、年3回の削蹄、ゴムマットとたっぷりの麦稈を敷いた牛床、御影石を用いた飼槽、大きなウォーターカップと太い配管など、牛の快適性を徹底的に考えたカウコンフォートの工夫が随所に見られました。

また、熊谷という全国屈指の暑さに見舞われる地域ならではの暑熱対策についてもお話しいただきました。これまでは20台以上の扇風機を中心に対策を行い、ミストについては湿度上昇を懸念して使用を控えていましたが、昨年には牛舎内の温度が42℃近くまで上がったことをきっかけに、細霧の併用やソーカーの導入も検討されているそうです。
一方で、冬は北風が非常に強く、「自転車が漕げないほど」と笑いを誘うほどの厳しさで、夏は暑く冬は寒い、まさに過酷な環境の中での飼養管理についても率直に語っていただきました。こうした実践的なお話に、参加者からは次々と質問が飛び交い、予定していた行程がなかなか進まないほど大盛り上がりとなりました。「牛がとても綺麗!」といった声も多く聞かれ、日頃から牛体の美化や環境整備に心配りをされていることも伝わってきました。

牧場のすぐ隣には、2022年8月にオープンした牧場直営のジェラート専門店があります。
広々とした温かみのある店内では、搾りたての生乳をふんだんに使ったジェラートが提供されており、多彩なフレーバーが揃っています。たくさんの方が訪れる人気スポットで、平日にもかかわらず駐車場はびっしり、お客さんも絶えません。私たちも迷いながらフレーバーを選び、おいしくいただきました。「もう一つ食べよう」と2回目に並ぶ参加者もいて、その美味しさが何よりの証拠となっていました。
青木さんがおっしゃる「地域に貢献したい」という想いをしっかりと感じることができ、充実したひとときを過ごすことができました。


 

ご案内いただいた大輔さんとジェラートショップ前で記念撮影!

夜は秩父温泉「ゆの宿 和どう」に宿泊。懇親会では、旬の食材を使った懐石料理を味わいながら、全国の仲間と日ごろの悩みやそれぞれの現場のお話でさらに打ち解けた時間となりました。

 

<長くなってしまったので 後編 に続く…>