酪青研 活動報告128 根室協議会 視察研修会

根室協議会 視察研修会開催!!

去る11月28日に東根室地方連・中標津地方連合同の根室協議会視察研修会を開催、会員30名が参加されました。

今年は中標津の俵橋地区にある「有限会社 希望農場」様へ視察させて頂きました。
希望農場では2018年6月から、アジア初導入のロータリーパーラー型ロボット搾乳機AMR(オートマチックミルキングロータリー)を稼動させ搾乳を行っています。

視察にあたって 希望農場 佐々木大輔代表 から「希望農場ではロボット搾乳機を導入して労働力の軽減と共に、酪農の経験が浅い従業員でも働きやすい環境作りと、少ない人員でも高品質の生乳生産を可能にする事を目的にしています。将来的には酪農に対する素人でも作業を行い、マネジメントに携われる環境を作ることを目標としています。酪農の担い手不足が叫ばれる中で、地域の酪農を発展させる上でもこのような環境作りを大事にしていきたいと思います。」と挨拶を頂きました。

挨拶をされる佐々木代表

また数あるロボット搾乳機の中でAMRを選んだ理由も
「AMRを選んだ理由は2つあります。1つ目はAMRが稼動して搾乳するタイミングは朝・夕とミルキングパーラーで搾乳する時間帯と変わらないこと。つまり今までの搾乳の時間帯に変化が無い為、牛も人間も突然、生活サイクルを崩すことがなく両者共にストレスが多く掛かることが無い。2つ目は搾乳をロボットに任せて牛の様子を確認する事を疎かにしないため。AMRは24時間いつでも搾乳をする事が出来る箱型のロボットとは違い、搾乳時に牛の様子を必ず見る事が出来るロボットだから選んだ。」と、お話されていました。

AMRを視察中は「乳質に変化はないか?」「過搾乳や搾りが足らなくならないのか?」と多くの質問も寄せられ、皆さん最後まで興味津々でした。

会員さんから多くの質問が寄せられました!

続いて牛舎の視察ですが…
牛舎も労働力の軽減化が図られており、自動餌寄せロボットや自動除糞機など随所で見る事が出来ました。また牛が快適に過ごす為の環境作りから、換気を良くする為に牛舎全体の天井を低くし、自動で温度管理を行う換気扇を取り付けるなどの最新鋭の機械も見る事が出来ました。

動餌寄せロボット稼動の様子

自動温度調節機能を有する牛舎内部

 

 

 

 

 

 

 

 

視察研修終了にあたって根室協議会 本田憲一会長からは
「視察を通して自身の牧場と比べて施設や規模の違い、搾乳機の違い等を多く知る事となった。会員毎に、家に帰ってから自身の牧場が自身の営農目的や規模感と合っているか考える良い機会になったと思う。」とお言葉がありました。

挨拶をされる根室協議会 本田会長

視察終了後は近くのレストランで食事と座談を楽しみました。
地方連の合同開催という事も有り、話に花が咲き大いに盛り上がりました。

最後は皆でおいしく昼食をとりました

根室協議会事務局 島村 記

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