黒澤賞に虹別研究会・原田敦さん
日本酪農研究連盟は11月15日、札幌市内で第69回日本酪農研究会を開催した。最優秀賞の黒澤賞には、釧路地方連盟・虹別研究会の原田敦さんが選ばれた。原田さんは「足るを知り、経営に活かす」を発表し、効率的な経営と高い所得率などが評価された。
原田さんは標茶町で経産牛114頭、未経産牛96頭をフリーストールで管理している。経産牛1頭当たり9893kg、F4.09%、P3.24%、SNF8.73%の成績で年間生産量は1130tと大規模経営。
原田牧場の経営成果は極めて高く、コストは低く、財務の安全性も高く、ほとんどの経営技術指標で発表経営で最高位であったということが評価された。
原田牧場の酪農部門の所得率は32.4%、今回発表の6経営で最も高い収益性を実現している。
【受賞者】
最優秀賞:原田敦さん(虹別研究会)
優秀賞:渡辺英徳さん(標津研究会)
改善賞:佐藤俊弥さん(秋田研究会)
努力賞:尾田拓志さん(新潟研究会)
奨励賞:檜尾裕一さん(勝央研究会)・江上正生さん(ちくご研究会)