酪青研 活動報告78 静岡地方連盟 勉強会
<草地におけるセンシング技術の活用について>
9月26日(火)静岡経済産業部畜産技術研究所にて、ドローンを活用した新たな草地管理について勉強会を開催しました。
今回お世話になったのは、札幌の(株)岩崎の金子課長代理、河手農場長のお二人です。勉強会はまず午前中、技研の圃場でドローンを飛ばして、どの様に空撮を行うかデモを行いました。
今回はすべて自動運転で行い、予めグーグルアースを使って、飛行域をインプットします。その後は、オペレーターの方は一切何もせず、離陸から、撮影、着陸まですべて自動で行われます。
離陸の動画
急な上昇にカメラが追いつかず、ブレブレです。
高度80mまで上昇し、時速15kmで移動しながら撮影を繰り返します。撮影が終わると離陸地点に自動で着陸します。
着陸の動画
とてもスムーズに着陸します。
撮影された画像からオルソ画像(位置ズレを無くして、傾きの無い正しい大きさと位置を表示)を作成し、それを繋ぎ合わせた圃場全体写真から植生状況を把握して、肥料散布、雑草防除、草地更新等に活用していくというものです。
草地の色の違いから雑草の有無を判断するのですが、現時点では細かな草種の判別には至っておらず、AIによる自動判別は今後の課題です。またGPSと連動している為、将来的にはトラクターの自動運転にも繋がり、北海道の根釧農試と共同研究を行っているそうです。
今回は実際にドローンを飛行させたこともあり、会員の皆様も興味津々と言った様子でした。ドローンは天候に左右されやすいと言ったこともあり、当日の天候を心配していましたが、風も弱く絶好のドローン日和でした。
事務局長 松田 記
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